年金受給1年生ガイド

STEP1 退職日までに行う手続

年金基金 年金・一時金の選択「退職時の手続」
年金をうける権利がある方は、退職の際、退職金のうけ取り方法を選択します。
年金基金 年金の請求手続 「年金の裁定請求
定年(60歳)で退職された方は、勤務先の事業所を通じて年金請求を行います。
年金のうけ取りを開始される際、「年金支払開始通知書」および「年金のしおり」が三菱UFJ信託銀行より送られてきます。再発行はできかねますので大切に保管してください。
年金支払開始通知書、年金のしおりの送付時期
●年6回支払いの場合 :初めて年金をうける月の15~18日ごろ
●年1回支払いの場合 :手続が終了してから、1~2ヵ月後ぐらい
年金基金 一時金の請求手続  「一時金の裁定請求」
勤務先の事業所を通じて一時金請求を行います。
一時金のうけ取りの際、「一時金支払通知書」、「退職所得の源泉徴収票」(一時所得となる場合は、「一時金の支払調書」)が三菱UFJ信託銀行より送られてきます。
源泉徴収票は、税金の手続の際、必要となることがありますので大切に保管してください。(ほとんどの場合、その後の手続はありません)
税金 「退職所得の受給に関する申告書」の提出
一時金の請求手続をされる方は、勤務先の事業所に「退職所得の受給に関する申告書」を提出します。
健康保険 「健康保険証」を会社に返却

STEP2 退職後すみやかに行う手続

健康保険 医療保険の加入
退職後はすみやかに、医療保険の加入手続を行ってください。加入のしかたについては、次のいずれかの方法を選択します。
CASE 1   再就職先の健康保険に加入します
退職後、すぐに再就職される場合は、勤務先の健保組合もしくは「協会けんぽ」に加入します。
CASE 2   市区町村の国民健康保険(退職者医療制度)に加入する
国の厚生年金がうけられるとき、退職者医療制度の退職被保険者になることができます。
退職した日の翌日から14日以内に、市区町村の窓口で国民健康保険の加入手続を行います。
厚生年金の年金証書が届いた翌日から14日以内に、市区町村の窓口で「退職被保険者」の届け出をします。
CASE 3   家族が加入する健康保険の被扶養者となる
家族(配偶者や子)の勤務先を通じて、すみやかに届け出てください。
CASE 4   キユーピー・アヲハタ健康保険組合の任意継続被保険者となる
任意継続の手続をすれば、引き続き「キユーピー・アヲハタ健康保険組合」に最長2年間加入できます。
退職日の翌日から20日以内に加入手続を行います。
詳しくは、「キユーピー・アヲハタ健康保険組合」へお問い合わせください。
雇用保険 失業給付(基本手当)を受給  「ハローワークインターネットサービス」
雇用保険の失業給付をうけようとする方は、お住まいの公共職業安定所(ハローワーク)に出向いてうけ取りの手続を行います。申し込みできるのは、退職した翌日から1年間です。
退職後、「離職票」と「雇用保険被保険者証」を勤務先の事業所からうけ取ってください。離職票をうけ取ったら、すみやかに「求職の申し込み」を行います。その後、4週間ごとに失業の認定をうけると受給できます。
公的年金 国民年金の加入
60歳未満で退職した場合は、国民年金への加入手続を行います。このとき、配偶者の加入についてももれなく行ってください。お住まいの市区町村役場、もしくは年金事務所が窓口となります。
なお、退職後1ヵ月以内に再就職し、厚生年金保険の被保険者となったときは、手続は不要です。
公的年金 国の年金の請求手続
国の厚生年金がうけられるときは、国の年金は、ご本人が直接、お住まいの年金事務所、年金相談センターで手続をしていただくことになります。

STEP3 年金をうけ始めて以降行う手続

年金基金
現況届の提出  「年金受給中の手続」
年1回、三菱UFJ信託銀行(基金の年金)から、「現況届」が送付されます。所定事項をご確認、ご記入のうえ、期日までにご返送ください。
現況届の送付時期と提出期限
毎年10月に送付、11月10日までに返送
年金基金 「年金送金のご通知」の送付
キユーピー基金の年金をうけている方には、年1回、「年金送金のご通知」が三菱UFJ信託銀行より送られてきます。うけ取り予定日のほか、お支払い金額、振込口座が記載されています。
年金送金のご通知の送付時期
●年6回うけ取りの場合 :毎年6月18日~20日ごろ
●年1回うけ取りの場合 :毎年12月18日~20日ごろ
公的年金 「扶養親族等申告書」の送付
毎年11月中旬ごろ、日本年金機構より送付されます(所得税の課税対象となる方のみ)。
所定事項をご確認、ご記入のうえ、期日までに返送してください。
※なお、キユーピー基金では、「扶養親族等申告書」の提出はありません。
年金基金
公的年金
「公的年金等の源泉徴収票」の送付
毎年1月中旬ごろ、三菱UFJ信託銀行(基金の年金)と日本年金機構(国の年金)から、それぞれ「源泉徴収票」が送付されます。
源泉徴収票は確定申告の際に必要となりますので、大切に保管してください。
税金 確定申告  「年金と税金」
年金をうけている方は、毎年2月16日から3月15日までの間に、お住まいの税務署で確定申告を行います。
詳しくは、お住まいの税務署にお問い合わせください。